2010年01月16日

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銀座の地主になった泣き笑いの一幕10

「きみ、こんなところで何をしているんだ」
「例の土地の件で、お願いが」
「あの件なら、岡に任せてある」
「それが、岡さんからこんな手紙が来まして」
「どれ見せなさい」
手紙を一読したとたん、
地主さんの顔に怒りが明らかに広がりました。
差配の岡が、地主さんに内緒で、
何やら画策をした様子です。

「この手紙は私が預かっておきます。
きみのことは悪いようにしないから、安心しなさい」
と言って出かけました。

地主さんと差配の岡の間で、
その後、何があったかはわかりません。
ただ、私はいままでどおり
銀座の土地を貸してもらえることに。
ただし、一つ条件があります。
保証人です。地主さん自身が知らない人間は、
駄目だということでした。

銀座 壹番館 渡辺実


(15:08)

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